どうした 巨神兵!
かつて大いに頼みとし、引く手あまただった弁護士の先生が、気づいてみると輝きを失って、だんだん依頼が減ってしまうということを、ある程度企業法務の中の人をやっていると経験することがあります。
若手・中堅・大御所問わずこのような経験が何かに似ているとずっと引っかかっていたのですが、「かつてはわずか7日間で世界を滅ぼした強大な力を持っていた存在が、どろどろと身体を崩しながら無力化してしまう」という(アニメ版)風の谷のナウシカにおける巨神兵登場シーンではないかと思い至りました。
歳を経て、いろいろな記憶が混じり合い、もはやどれが誰の話だったか思い出せなくなってしまった今しか書けない、寓話ということでお付き合いください。
焼き払え!
どうした それでも世界で最も邪悪な一族の末えいか!
わあっ!
すげえ
世界が燃えちまうわけだぜ
なぎ払え!
どうした化け物 さっさと撃たんか!
うっ!
だめだー 逃げろー!
巨神兵 死んじゃった
――風の谷のナウシカ(1984)――
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